「ありがとう」と「すみません」

他の人に助けてもらった時、中国人は「謝謝」(ありがとう)とお礼を述べるが、日本人は「ありがとう」と「すみません」の両方を使い分けている。助けてくれたその人に助ける義務のない場合は、「すみません」と言うのである。

それは、助けてもらった人に迷惑をかけたことへの謝罪の意味を示すからかもしれない。中国では、そういうことは「迷惑」ととらないので、単なる感謝の気持ちを表すのみだ。それは、「迷惑」に対する意識の違いである。

私には、違うマナーの生まれる原因が、その国の歴史・社会・文化などと複雑な繋がりがあるから、どちらのほうが良いか、あるいは適当か、という判断はできないので、「郷に入っては郷に従え」ということわざのように、ただ尊重だけだ。

“「ありがとう」と「すみません」” への2件のフィードバック

  1. 私も以前、中国の人に助けてもらったとき、素直に谢谢と言わず、对不起や没问题と返事したら、何で謝るの?と言われた事がありました。まさに、文化の違いですね!

    sorry,japanese only.ほら、また謝ったw

    1. おっしゃる通りですね。文化の違いも興味深いと思います。

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